覆面調査の謝礼は、確定申告を行う必要があるでしょうか?検証してみました。
覆面調査とは
覆面調査とは、通常の消費者として飲食店で飲食したり、お買い物をしつつ、あらかじめ指定された項目について調査を行い、結果を報告することによって謝礼を貰えるお仕事です。
ご興味のあるかたは、検索で「覆面調査」「ミステリーショッパー」で検索すると、お仕事を紹介して貰えるサイトが見つかります。
気になる謝礼の相場は、飲食店調査の場合は最低飲食金額(※)が多いようです。
(※)調査に当たっては、○円以上の注文と指定されることが多いです。この「○円」が最低飲食金額です。
覆面調査の謝礼は確定申告の対象になる
覆面調査で貰える謝礼は、雑所得として確定申告の対象になります。
覆面調査というお仕事の対価として謝礼を貰うので、アルバイトのようなものです。
ちなみに謝礼は、謝礼金だったりポイント制だったりで、紹介サイトによって異なります。
ポイント制の場合は、商品やマイルなどに交換できますが、現金との交換もできます。
現金以外の形で利益を受けたとしても、確定申告の対象になりますので、念のため。
実際のところ確定申告必要?
先ほど、覆面調査の謝礼は確定申告の対象になりますと書きました。
で、実際のところ、確定申告しないといけないのでしょうか?
結論としては、確定申告しなくて良い場合が多い、と言えます。
特に、サラリーマンの場合で、覆面調査による儲けが20万円以下なら、確定申告不要だと法律上もハッキリ言っています。
覆面調査の儲けは、次のように考えます。
覆面調査の儲け = 謝礼 - 調査に掛かった経費(飲食代、交通費など)
先ほど、覆面調査の謝礼は、最低飲食代金相当が多いと書きました。ということは、覆面調査による儲けは、飲食店調査に関しては1回あたりごく僅かで、年間でも20万円を超えるようなことは中々ないのでしょうか。
ただし、覆面調査でも経費が殆ど掛からない調査もあります。そのような調査を専門(?)にされている方は、確定申告のことは少し意識した方が良さそうです。
なお、サラリーマンの場合で、覆面調査の儲けが1円でもある場合は、確定申告(=国への申告)は不要でも住民税の申告(=お住いの市町村への申告)は必要です。
(参考)
まとめ
覆面調査で得た謝礼については、確定申告の対象だけど実際には申告不要な場合が多いことについて説明させて頂きました。
確定申告のことは殆ど気にしなくてもOKですが、経費の掛からない調査の場合は、ちょっと確定申告について意識していただければ。
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【編集後記】
今日は不動産の現地調査のため福島県へ。
役場の方がとても親切で感動しました。いい人たちだったなー。