ウチの税理士は固い、というけれど

中小企業の社長さんから、税理士を評価する言葉として時折お聞きする「ウチの(税理士)先生は固いから」という言葉。

そういえば、筆者が会計事務所に勤めていた20代後半の頃は、事務所の番頭さんに「お前は固い」とよく言われていました。

この固いという言葉、今だから分かりますが、良し悪しなところがあります。

税理士業界における「固い」の意味

お客様が税理士を評価する際に出てくる「固い」という言葉は、一般的には褒め言葉ではなく、融通が利かない、客の言うことを聞かないなど、ネガティブな印象で使われることが多いです。

お客様だけでなく、同業者の中でも同様の意味で、「固い」という言葉は使われています。

税理士業界では、このような意味で使われる言葉ですので、言われる側としては、極端にいえば仕事ができない、無能、という意味として受け取ることになります。

固くないのは良いことなのか

それでは、この「固い」という言葉、言われない方が良いのでしょうか。固くない方が良いのでしょうか。

この言葉が出る場面で多いのは、税理士がうまい節税方法を編み出せずに、思った以上の税金が掛かってしまった場合など、お客様の節税ニーズに応えられなかった場面ではないでしょうか。

だからといって、期待に応えようと、ルールに反してまで期待に応えようとしては本末転倒です。

固くないのは、良いことばかりではありません。

思考が「固い」のは良いことではない

ルールを守るのは大事です。ルールを守ることで、お客様を守ることに繋がるからです。

とはいえ、思考が硬直化して、物事を一方からしか見ることができないのは、良いことではないでしょう。

このような方は、「できない」という回答を即答する傾向があります。もしも、「できない」回答が頻発する場合は、他の税理士に意見を求めるか、ネット検索で回答を模索する方が良いのかもしれません。

もちろん、白黒ハッキリしたものは即答する他ありません。例えば、売り上げを少なく申告して良いか、と質問されれば、良くない、できないと即答する他ありません。

思考は柔軟に、結論は手堅く

白黒ハッキリしたものでないならば、回答は即答せずじっくりと思考し、複数の案を検討すべきでしょう。

思考には、必ず根拠付けを行い、ルールに反していないことを明確にします。

思考は柔軟に、結論は手堅く。

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