所得税の確定申告書用紙は、昨年確定申告を行っている場合に
1月中旬から下旬頃にかけて税務署から用紙が送られてきます。
ところが、平成30年1月末日現在では、ちょっと様子が異なるようで
確定申告書用紙が届かない方が続出しているようです。
そこで本記事では、届かない原因と対応についてまとめてみました。
目次
申告書用紙が届かない原因
申告書用紙が届かない原因は
昨年の申告書の提出方法にあります。
無料相談会場で申告した場合
無料相談会場で申告した場合、申告書用紙は届きません。
その代わり、「確定申告のお知らせ」というはがき
(申告書の受付期間などが記載されています)が届きます。
無料相談会場は、次のものがあります。
・税務署
・税理士会
・市役所
・青色申告会
税理士に依頼した場合
昨年の申告書を税理士に依頼した場合は、申告書用紙は届きません。
また「確定申告のお知らせ」はがきも届きません。
(納付書は届きます)
今年も引き続き税理士に依頼する場合は、税理士も事情を知っているため
問題はありません。
自分で選んだ場合
ごくまれですが、自分で選んでいる場合があります。
昨年の申告書で、「翌年以降送付不要」欄にマルをしている場合は
申告書用紙は届きません。
申告書用紙が届かない場合の対応
申告書用紙が届かない場合の対応は、次のとおりです。
最寄りの税務署でもらう
最寄りの税務署に行くことができる場合は、税務署で貰うのが確実です。
税務署へ行くと、分かりやすい位置に確定申告書の書類が並べられています。
どの書類が必要か分からないときは、受付で聞いてみましょう。
市役所や支所でもらう
市役所、区役所、町役場、村役場や、これらの支所でも申告書を置いている場合が
あります。
ただし、必ず置いているとは限りませんので、事前に電話で問い合わせることをオススメします。
税務署に電話して送ってもらう
所轄の税務署へ電話して送ってもらうこともできます。
申告書を取りに行かなくてよいメリットがある一方、申告書が届くまで1週間〜10日程度かかることがあるのがデメリットです。
申告書用紙が必要な方は、早めに依頼するのがベストです。
自分で印刷する
インターネットが使える場合は、自分で申告書用紙を印刷する方法もあります。
申告書用紙のPDFはこちらです。
自宅にプリンタがあれば印刷出来ますが
プリンタがなくても、近くのコンビニで印刷するという手もあります。
そもそも申告書用紙が必要か考えてみる
申告書の入手を考える前に、そもそも申告書用紙が本当に必要なのか
考えてみましょう。
資料だけまとめて税理士や無料申告会場で申告している方は
パソコンで出力した申告書を提出することになりますので
申告書用紙は必要ないでしょう。
国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーで申告される方も
もちろん用紙の必要は無いはずです。
もしも、申告書に書いてあるはずの「予定納税額」を確認したい
という方は、申告書の代わりに「確定申告のお知らせ」という
はがきが届いているはずです。
そのはがきに、予定納税額が書いてありますので、確認してみましょう。
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【編集後記】
夕方に帝国ホテル前を歩いていると、何やら物々しい雰囲気。
ホテルの1Fロビーを歩いてみると、私服警官らしき人があちらこちらに。
どうも要人が宿泊されるようです。
仕方ありませんが、せっかくの雰囲気が緊張感に押し潰されて
なんとも言えない気分になりました。