生前に預金を引き出しをしたら、忘れずに相続財産としてカウント

亡くなる直前に預金を引き出すことは、よくあることです。引き出したお金は、忘れずに相続財産(=亡くなった方の財産)としてカウントしましょう。

亡くなる直前に預金を引き出すのは何故か

亡くなったことを銀行が知った場合、亡くなった方の口座が凍結されてしまい、相続手続きを終えるまで引き出しが出来なくなるためです。

亡くなる前後は、入院費用や葬式費用など、まとまった出費が重なるものです。ご家族の方が支払うことが出来れば良いのですが、出費が数百万円に上るとなると、難しいのではないでしょうか。

そこで、銀行に知られる前に預金を引き出せば、出費に備えることができます。

預金の残高証明額だけが相続財産?

相続財産の確認を進めていくにあたり、預金については残高証明書を取り寄せて確認を行います。

残高証明書とは、お亡くなりになった日の営業時間終了時現在の預金残高を銀行に証明してもらう書類のことです。

例えば、次のような通帳があったとします。

お亡くなりになった日が10月4日だとすると、残高証明書に記載される金額は、900万円です。
%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-25-10-03-00しかし、本当に相続財産が900万円で良いのでしょうか?

お亡くなりになる前に引き出されたお金に注目

次の表をご覧ください。引き出された現金の使い道です。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-25-10-12-53

ご覧の通りで、すべて使い切っています。

ところが、お亡くなりになった日(10月4日)現在では、80万円の現金があります。

この80万円は、生前に預金から引き出されたお金ですから、亡くなった人の財産です。

したがって、この80万円も相続財産としてカウントすることを忘れないようにしましょう。

税務調査では当然のようにチェックされる

この生前引き出しは、税務調査があると当然のようにチェックされます。理由は相続財産から漏れやすいためです。

相続税の申告を行う場合、税理士は相続財産のチェックを行いますが、預金については残高証明だけでなく、通帳も拝見させていただくことが通常です。通帳を見れば、生前引き出しの有無がチェックできますので。

税理士から通帳の提示を求められた場合は、なるべく快く協力を頂けますと助かります。

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