そろそろ年末調整の時期です。
今のうちに、次の点に気をつけて、スムーズに年末調整を受けられるようにしましょう。
生命保険の控除証明書が手元にあるか確認
生命保険の控除証明書は、早いところだと9月下旬に郵送されています。
うっかりすると、必要な時に控除証明書が出てこないことも有り得ます。
どうしても見つからない時は、保険会社に連絡すれば再発行して貰えますが、1週間から2週間は見ておく必要があります。
そのため、控除証明書が手元にあるか、今一度確認しておきましょう。
前職の源泉徴収票を勤務先に提出できているか確認
今年転職した方は、前職の源泉徴収票を勤務先に提出しなければ、年末調整ができません。
前勤務先に発行して貰っていないために提出できていないのならば、今のうちに発行依頼しておきましょう。
源泉徴収票を発行して貰えない場合は確定申告
何らかの事情で源泉徴収票を発行して貰えない場合は、残念ながら年末調整は諦めてください。
ただし、給与明細があるなら、確定申告を行うことで年末調整を受けたのと同様の効果が得られます。
年明けまでに前職の給与明細を準備し、1月中旬以降に開催される確定申告相談会場に出向きましょう。
配偶者、扶養親族の所得確認
配偶者や子供がパートやアルパイトを行っている場合、どれぐらい稼いでいるか確認しておきましょう。
収入(所得税控除前の金額)が103万円を超えそうな場合、可能な限り働き方を調整してもらうようにします。
なお、同居していない両親を扶養に入れる場合は、他の兄弟と扶養の奪い合いにならないよう、今のうちに話をつけておいた方が良いでしょう。
マイナンバーの準備
勤務先へマイナンバーの提供をしていない場合、年末調整の機会に提供する必要があります。
通知カードまたは個人情報カードのコピーを、配偶者控除や扶養控除を受ける配偶者、子供などの分も含め用意しておきましょう。
(勤務先によっては、運転免許証などの身分証明証コピー(本人のみ)の提出も求められる場合があります)