税金の納付方法は、銀行で支払う以外にも色々な方法があります。
今回は、納付方法についてまとめてみました。
また納税に必要な時間コスト、お金のコストを考慮して、最も良いと思われる納税方法を検討しました。
目次
納付方法は意外に豊富
先ずはこちらをご覧ください。
(納付のために出かける必要があるもの)
(納付のために出かける必要がないもの)
ざっと眺めただけでも、納付の方法が意外にも豊富なことがわかります。
大きく分類するなら、次のように分けられます。
納税のために出かける場合
納税のために出かける場合は、事前の準備は納付書を用意するぐらいなので、最も気軽に行えます。
ただし、出向く時間が勿体無いことと、納税ができる時間帯が限られることが欠点です。
コンビニ納税ができる納付書は、時間帯の欠点が解消されて便利なのですが、バーコード印字された納付書が必要なため、自分で作ることはできません。また納税上限が30万円と比較的少額です。
納税のために出かけない(出かけたくない)場合
納税のために出かけたくない場合は、振替納税、クレジットカード納税、インターネット利用の3種類から選ぶことになります。
振替納税は個人限定ですが、最も時間を節約できる点で魅力的です。
クレジットカード納税はポイントが貯まるのは良いのですが、手数料が掛かるのが痛いです。
インターネット利用(電子申告、インターネットバンキング)は、事前手続きが必要で、最初は操作に慣れが必要かもしれません。また法人のインターネットバンキングは手数料が掛かることが多いのも検討ポイントです。
ペイジーは、利用してみると意外に?便利です。事前手続きもいりませんし、インターネットバンキングの契約があれば利用可能です。
個人の税金は振替納税が最も手間いらず
個人の税金は、振替納税(口座振替)が最も手間いらずで、時間コストを節約できる方法です。
一度だけ手続きが必要ですが、その後は基本的に手続き不要です。利用料金も必要ありません。
所得税や消費税なら、申告さえ済ませれば、指定日に口座振替されます。
また指定日が本来の納期限の約1ヶ月後なのも、資金繰り上有利なポイントでしょう。
注意点は、残高不足で口座振替ができない場合、本来の納期限(所得税なら3月15日、消費税なら3月31日)の翌日から起算した延滞税が掛かってしまうことです。
また、引っ越しした結果、所轄の税務署が変わった場合は、再度手続きが必要です。
(詳しくは住所が変わった場合は振替納税の再申請必要をご参照ください)
国の税金だけでなく、地方税(住民税や固定資産税など)も、都道府県や市町村毎になりますが、手続きを行うことで口座振替ができます。
金融機関に出向く時間や、納税の手続きそのものに掛かる時間を全てカットできますので、時間を大切に考える人にとって、振替納税は最良の方法ではないでしょうか。
法人の税金はダイレクト納付、電子納税がベストか
法人の税金は、一部の市町村民税(固定資産税など)を除いて口座振替ができませんので、国税ならダイレクト納付、地方税なら電子納税がベストでしょうか。
手続きについては、申告を税理士に依頼している場合は、納付手続きも税理士に依頼することができますので、会社側で納税の手続きを行う必要がありません。
何も、電子申告を行っていることが前提ですので、書面で申告書提出を行っている場合は利用できません。
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【編集後記】
本日は確定申告の電話相談センターの対応を行いました。
様々な分野の質問を頂くことと、電話のみで如何に分かりやすく説明するか工夫できることに、面白さを感じます。