会計事務所の規模の大小と、期待したサービスが得られるかは比例しない

会計事務所、税理士事務所(以下まとめて会計事務所)は、規模の大小で言えば、税理士を何百人と抱える事務所から、税理士一人のみの事務所と様々です。

税理士を沢山抱え、ブランド力のある事務所の方が良質なサービスが得られると思われがちですが、そうとも言い切れない部分があります。

会計事務所の勤務経歴

私が勤めていた会計事務所の経歴は次の通りです。小規模な事務所から大規模な事務所まで、それなりの勤続年数があります。

・小規模な会計事務所(所長+パート3〜4人)を3年

・中規模な会計事務所(所長、従業員10人、税理士は所長のみ)を5年

・大手会計事務所(従業員200人弱、うち税理士は40人)を8年

・資産税特化型の会計事務所を3年(うち中規模を2年、比較的大手を1年)

小規模(ひとり税理士含む)〜中規模会計事務所の特徴

お客様一人一社に一人の担当者がつき、担当者のスキルの範囲内で幅広く対応して貰える事が特徴です。

相続など突発的なことが起きても同じ担当者が対応することが殆どです。

したがって、お客様から見ると、依頼する仕事によって担当者が変わらないことが最大のメリットです。当たり前のように思えますが、大手の事務所では中々この「当たり前」が出来ないのです。

その反面、担当者の業務レベルや知識の幅がお客様満足度に大きく影響します。相続や事業承継の知識がない担当者に相談を持ちかけても、満足のいく対応は得られないでしょう。(代わりに所長税理士が出てきて、満足のいく対応して貰える会計事務所なら、良い事務所と考えられます)

大手会計事務所の特徴

ここでは、従業員が100人以上在籍している事務所を、大手会計事務所とします。

大手会計事務所は、企業担当、個人事業者担当、相続税の申告担当、事業承継担当など、業務分野毎に部署が分かれていることが殆どです。

そのため、所属する部署の専門知識は深く広く有しているものの、他の知識はからっきし、ということも珍しくありません。

お客様一人一社に一人の担当者がつくのは中堅以下の事務所と同様ですが、大手の中には、担当者の上司が常に同行する事務所もあります。担当者に不満がある場合は、比較的簡単に担当変更してもらえます。

ただし、部署毎に担当業務が決まっている、いわゆる縦割り組織のため、依頼する業務毎に異なる担当者が割り当てられます。

例えば、毎年確定申告を見てもらっていて、相続税の申告を依頼した場合、確定申告の担当者とは別に相続税の担当者が割り当てられ、確定申告の担当者を窓口としてペアで対応することが多いです。なかには、相続税の担当者のみが窓口対応する事務所もあります。

こうなると、お客様の立場としては業務毎にいちいち別の人間に連絡などしないといけないため、ストレスと思われることも多いようです。

また意外に思われるかもしれませんが、部署間で情報を共有できていないケースが多く、次のような事態が起こることも珍しくありません。

・担当者に不満があり担当変更をしてもらったところ、新しい担当者に一から事業内容を説明する必要があり、まるで税理士事務所を変えたようなストレスを感じる。

・相続税の申告にあたって必要な情報(例.生前贈与など)が、相続税申告の担当者に伝わっていない。

まとめ

以上の通り、規模の大小によって提供されるサービスの形が異なるため、同じサービスでも満足度はそれぞれ異なるはずです。

規模が大きいから良い事務所、ではなく、業務毎の専門家に仕事をお願いしたいから大手の会計事務所を選ぶ、一人の税理士とじっくり付き合っていきたいからひとり税理士を選ぶ、という選び方があっても良いと思います。

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