インターネットバンキングを利用しているなら、国の税金を納付書なしで納税することができます。
いちいち納付書を準備したり記入したり、金融機関に出向いたりする必要がありません。
個人・法人を問わずに利用できます。
準備するもの
・納税額がわかるもの(申告書など)
・e-Taxの利用者識別番号
・インターネットバンキングが利用できる環境
インターネットバンキングによる納税は、一部対応していない金融機関があります。
金融機関毎の対応状況はこちらで確認できます。
※電子証明書やICカードリーダは不要です。
大まかな流れ
納税の大まかな流れは次のとおりです。
・納付情報の作成(e-Taxホームページ)
・納付手続き(金融機関ホームページ)
これより、各手順の説明を行います。
納付情報の作成
事前準備
事前準備は、インターネットバンキングによる納税が初めての方や、初めてではないが「納税用確認番号」が分からない方のみ行います。
Googleなどで「e-Tax」を検索して開きます。
下にスクロールすると次の画面が出てきます。
「電子納税をご利用の方」をクリック。
次の画面が表示されたら「e-Tax受付システムへのログイン」をクリック。
利用者識別番号とパスワードを求められるので、入力して次に進みます。
納税用確認番号として、任意の数字6桁を入力。(この数字は後で使います)
納税用確認番号を登録したら、一旦画面を閉じます。
納付情報の作成
再度e-Taxホームページを開き、e-Taxソフト(WEB版)ログインをクリック。
利用者識別番号とパスワードを求められるので、次に進みます。
筆者の環境はMacOS+GoogleChromeのため、次の警告が出ましたが、無視しても問題ありませんでした。
ログインが完了すると、次の画面が表示されます。
初めて利用する際は、真ん中の「申告・申請・納税」が灰色になっています。
その場合は、左側の「利用者情報の登録・確認・変更」をクリックし、必要情報の登録を行います。
その際、必須と赤字で書かれた項目のみの入力で十分です。
「申告・申請・納税」がクリックできる状態になっていたら、クリックして先に進みます。
新規作成の「操作に進む」をクリック
手続きの種類を選びます。
源泉所得税の支払いは、青い丸をしたものから選択します。その他の税金は、「納付情報登録依頼」をクリック
▼をクリックすると税金の種類が選択できるので、納税したい税金の種類を選択します。
所得税の確定申告や修正申告は「申告所得税及び復興特別所得税」
消費税は「消費税及び地方消費税」
申告所得税及び復興〜を選択すると、次の画面が表示されます。
課税期間には、申告した年分を入力します。
申告区分は、確定申告、修正申告など、申告の種類を選択します。
2つとも入力したら、次へ。
消費税及び地方消費税だとこんな画面が。
課税期間は申告書に記載されている課税期間を入力します。
相続税だとこんな画面が。
課税期間には、相続開始日を入力します。
本税の欄に納税するべき金額を入力して、次へ。
確認画面が表示されるので、確認のうえ次へ。
次の画面で送信しますかと確認されるので、送信をクリック。
この画面が表示されたら、納付情報の作成は完了です。
受信通知の確認をクリック。
収納機関番号と納付区分は後で使用するので、メモするかこの画面を消さずに残しておきます。
納税手続き
いよいよ納税手続きです。
金融機関のホームページに行き、インタネットバンキングにログインします。
ログイン後、次の赤い丸で囲ったマークを探してクリックします。
※以下、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングを使って説明いたします。
次に
・利用者識別番号
・事前準備で登録した「納税用確認番号」
・納付情報の作成の際表示された「収納機関番号」
・同じく「納付区分」
を入力していきます。
全て入力して次に進めると、納付すべき金額が表示されますので、確認のうえ処理を進めれば納税完了です。
まとめ
以上の説明を読むと面倒そうに思えますが、やってみるとそれほど大したことではありません。
領収証がでないため、納税の記録は通帳記帳で確認するしかないのがネックですが、平日なら8時30分〜24時の間なら手続きができます。
納税の機会がありましたら、是非一度使ってみてください。
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【編集後記】
業務終了、18時開始の研修会に参加しました。
講師の説明が上手だったためか、業務で疲れている割に意識がハッキリ。良い研鑽を積むことができました。