マイナンバー利用とマイナンバーカード利用は意味が全く違う

2017年3月21日付の日経新聞1面に

三菱UFJの住宅ローン契約、マイナンバーで可能に」

との見出しが躍っていました。

「????」

マイナンバーは限られた分野でしか使えないのでは?

なんで住宅ローンの契約に使えるの?

そんなにマイナンバーを普及させたいの?

等々、様々な疑問が湧きました。

早速調べてみたところ、一応納得できる理由が判明しました。

三菱東京UFJ銀行の住宅ローン契約はマイナンバーカードを使う

結論から申し上げると、三菱東京UFJ銀行の住宅ローン契約は、マイナンバーを使いません。

マイナンバーカード(個人番号カード)を使います。

言葉は似ていますが、全く違います。

マイナンバーはこれ

これは使いません。

三菱東京UFJ銀行の住宅ローン契約で使うのは、これです。

金色の部分はICチップと言われるもので、様々な情報が埋め込まれています。

専用のカードリーダをPCに接続して、マイナンバーカードをカードリーダにセットすると、この情報を利用することができます。

三菱東京UFJが目指したのは、融資契約の電子化

三菱東京UFJ銀行が目指したのは、住宅ローンの契約を紙から電子データに置き換えることです。

決して、住宅ローン契約の際に実印代わりにマイナンバーを記入する、ということではありません。

(新聞記事では、このような誤解を生む表現がされています。)

紙の契約書では実印が必要ですが、電子データの契約書では実印が押せません。

実印の代わりに、電子署名を電子データにくっつけます。

マイナンバーカード(個人番号カード)には、電子署名に必要な情報が組み込まれています。パソコンに専用のカードリーダーを接続し、マイナンバーカードをセットすれば、電子署名ができます。

電子署名付きの契約書を受け取った三菱東京UFJ銀行は、公的なサーバーに、電子署名が本物か否か照合することで、本人による署名なのか確認することができます。

以上のような仕組みにより、住宅ローン契約を電子データに置き換えようとする試みのようです。

くどいですが、マイナンバー(個人番号)を使って契約しようというものでは有りませんので、念のため。

詳細に興味のある方はプレスリリースをお読みください。

(新聞記事より正確です)

電子署名はe-Taxにも使用されている

電子署名ということに特別な響きを持たれる方もいらっしゃると思いますが、確定申告をe-Taxで行っている方なら、実は既に身近な存在です。

確定申告データの送信の際は、電子署名を付ける必要があります。

つまり、電子署名はそれほど特殊なことではなく、既に身近なところで広がりつつあるものです。

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【編集後記】

新聞記事は、サラッと読むと誤解を生む記事が時々あります。

今回の記事は、「住宅ローンの新規契約で、署名や実印の代わりに税と社会保障の共通番号(マイナンバー)を使えるようにする」と書かれていたので、いつの間に制度が変わったのかと本当に驚きました。

気になることは、自分で調べるとスッキリしますね。

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