所得控除とは?意味と考え方について

確定申告や年末調整で時々出てくる所得控除とは、一体何のことでしょうか。意味と考え方を解説してみます。

所得控除=個々の事情に配慮して税金を掛ける仕組み

所得控除の説明の前に、下の図をご覧ください。

(収入、所得について詳しく知りたい方は、収入、所得… 図を使って、意味の違いを正しく理解するをお読みいただけますと幸いです)

所得控除とは、税金を支払う人それぞれの個人的事情を考慮して、所得(図の緑色)から一定額を差し引こうというものです。

同じ稼ぎの人なら、単身世帯より扶養家族が沢山いる世帯の方が、健康な人より医療費を沢山支出した人の方が、税金の負担が軽くなる仕組みになっています。

所得控除の種類

所得控除は全部で14種類ありますが、大きく分けると人に関するものと、それ以外に分けられます。

(各控除の条件は、紙面の都合上省略させていただきます。国税庁ホームページ 所得から差し引かれる金額(所得控除)をご覧ください)

人に関する所得控除

人に関する所得控除は、基礎控除、扶養控除、配偶者控除、配偶者特別控除、勤労学生控除、寡婦(寡夫)控除、障害者控除の7種類あります。

それぞれに設けられている意味があるのですが、大まかに言うと生活費の保障のような意味があります。

例えば、基礎控除、扶養控除、配偶者控除はそれぞれ控除額が38万円ですが、この38万円が国の考える最低生活費です。

所得から差し引くことで、最低生活費には税金を掛けませんよ、ということです。

また、寡婦(寡夫)控除はひとり親世帯や主人に先立たれた妻の支援、障害者控除は障害をお持ちの方の支援の意味合いです。

ただし、勤労学生控除と配偶者特別控除は、他とちょっと意味が異なります。

勤労学生控除は、学生アルバイトの税金の負担を考慮したもので、配偶者特別控除は、ちょっと稼ぎすぎたために配偶者控除を受けられない人への配慮です。

その他の所得控除

その他の所得控除は、雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄附金控除の7種類あります。

雑損控除と医療費控除は、通常よりも多額の支出を強いられた場合に配慮するために設けられています。

社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除は、所得から差引くことを認めることで、これらの制度の加入促進を図るために設けられています。

寄附金控除は、寄附をした分は税金が掛からないようにすることで、自発的な寄附の促進を図るために設けられています。

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【編集後記】

今日のような寒い日は、暖を求めて猫が足の上に乗ってきます。

これをされると、可愛すぎて動けません。

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