屋形船といえば、船の中で宴会をしたり、海上の景色を楽しんだり、が定番です。
個人で利用することもできます。しかし、貸切の団体利用が優先されがちで、気軽に乗ることができないのが通常です。
今回ご紹介するのが、個人でも気軽に利用できる珍しい屋形船「御座船安宅丸(ござぶねあたけまる)」です。
船が大型のため、船内は舞台が設置されているほど大きく、観劇を観ることができますし、通常の屋形船では殆どない、東京ゲートブリッジをくぐる周遊コースも用意されています。
コースは時間帯別に大きく4種類
乗船コースは、時間帯別に大きく4種類です。
・ショートクルーズ(13時30分〜、14時10分〜)
・アフタヌーンクルーズ(14時50分〜、15時40分〜)
・サンセットクルーズ(17時45分〜)
・ナイトクルーズ(19時45分〜)
コースごとの特徴は、次のとおりです。
・予約が必要、観劇つき・・・サンセット、ナイト
・食事なし・・・ショート、アフタヌーン、サンセット
・食事つき、東京ゲートブリッジをくぐるコースあり・・・ナイト
東京ゲートブリッジをくぐりたい場合は、ナイトの一択ですし、観劇を見たい場合は、サンセットかナイトのどちらかを選ぶ必要があります。
乗船は日の出桟橋から
御座船安宅丸は、日の出桟橋から乗船します。
日の出桟橋は、浜松町駅から徒歩10分ほどかかります。あまり歩きたくないよ、という方は、ゆりかもめの日の出駅(徒歩3分)か、浜松町駅北口からタクシーを利用するのがおすすめです。
日の出桟橋の入り口です。入ったら左の方に進みます。
赤い立て看板が目印です。
あの有名デザイナーが監修した船体
船内のスタッフさんによると、御座船安宅丸は、徳川家光が造船した御座船をモデルに造られた船だそうです。
船体のデザインは、JR九州「ななつ星in九州」や「或る電車」を手掛けた方が監修されているとのことです。←これは後で知りましたが、それも納得の船体でした。
夜なので分かりづらいですが、江戸を感じさせる船体です。船はエンジンで推進するんでしょうけど、大きな帆がついているのが、それっぽくてカッコいいです。
船内の一部です。階段の手すりや、照明が凝った作りです。
演劇の出演者さんです。
本当はもっと船内を撮っておくべきだったのですが、諸事情で撮影する時間があまりなく。。(と言い訳)
公式ホームページに、綺麗な写真が載っています(^_^;)
船内は2階建てになっていて、1階に舞台と客席、2階は客席です。
2階からは外に出ることができますので、レインボーブリッジや東京ゲートブリッジなどの景色が楽しめます。
こちらは東京ゲートブリッジです。証拠写真はありませんが、この後くぐりました。
こちらはレインボーブリッジ。普通の屋形船でも見ることができます。
演劇はキレッキレのダンス
演劇中は写真撮影NGとのことで、演劇の写真はありませんm(._.)m
江戸の雰囲気漂う船で繰り広げられる演劇と聞いて、てっきり日本舞踊的な、ゆったりしたものを想像していましたが、まったく違っていました。
とにかくキレッキレ。
身体の動き、足の運び、指の先まで、キレのあるダンスでした。スピード感もあるので、見応えもあります。
出演者さんたちが、場を盛り上げようと舞台から降りて客席へ来たり、一緒に手拍子したり、臨場感あふれる演劇でした。
演劇後は写真撮影OKとのことで、パチリ。
出演者さんに話をお聞きすると、劇団四季のミュージカルに出演されているとのこと。
納得です。
おわりに
御座船安宅丸は、2017年3月にリニューアルしたばかりとのことで、知名度では今一歩とのことです。
かなり個性的な屋形船ですので、そのうち人気が出てくるかも。
江戸の雰囲気漂う感じは、外国人の方にもウケそうです。
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【編集後記】
今回の乗船は、個人で行ったのではなく、同業の懇親会として参加したものでした。
ほんの少しだけ、幹事さんのお手伝いをさせていただいたのですが、皆さん楽しんで頂いた様子で何よりです。