確定申告は、税理士に頼らず自分で書けるに越したことはありません。
そんな人の助けになるのが、無料相談です。
目次
無料相談は様々な形で行なわれている
自分で確定申告を作成する方法がわからない、不安だ、といった方のために、この時期は様々な場所で無料相談会が開催されています。
ネットで「(地域)」+「確定申告」などで検索すれば、無料相談会の開催情報を検索できます。
無料相談会に出向かなくても、電話で質問することもできます。
税務署(住んでいる地域を管轄する税務署へ)
住んでいる地域をクリックすると、管轄する税務署が見つかります。
例えば、以下のような要領です。
東京都千代田区六番町なら
・東京都をクリック
・ページ内検索で千代田区を探してクリック(複数ありますがどこでもOK)
・ページ内検索で六番町を探す
→麹町税務署
東京都中央区勝どきなら
・東京都をクリック
・ページ内検索で中央区を探してクリック
・ページ内検索で勝どきを探す
→京橋税務署
無料相談のメリット
無料なので気軽に使える
無料なので、敷居が低く気軽に利用できます。
当たり前のようですが、このメリットは大きいでしょう。
税金を支払うためのコストは、できるだけ安いほうが良いです。
比較的親切
無料の場合、もしかすると雑な対応や横柄な態度などが心配になるかもしれませんが、そんなことは決してありません。
寧ろ、分からないことは親切に教えてもらえる場合が多いです(そうでないこともあります)。
資料が揃っていれば、確定申告書の提出まで完了できる
無料相談会場は、申告書を作成できる設備を整えていることが多いです。そのため、資料が揃っていれば確定申告書の提出まで一気に進めることができます。
無料相談のデメリット
平日の日中開催が多い
無料相談会や税務署への電話問い合わせは、平日の日中開催、対応が多いです。
例外的に、税務署で2月19日と2月26日のみ日曜日に相談会を開催しています。
また先ほど紹介しました税理士会のように、平日の17時以降も無料相談会を行っているところもあります。
仕事を持っている方は、このような情報を上手く検索して活用してはいかがでしょうか。
場所や時間帯によっては非常に混雑する
特に日曜日の税務署が当てはまると思いますが、場所や時間帯によっては非常に混雑します。場合によっては一日仕事になる可能性もあります。
電話による無料相談も、繋がりにくい時もあります。
時間と心にゆとりを持って利用するようにしないと、イライラさせられるかもしれません。
基本的に自己責任
無料相談は、自分自身で確定申告をする方のサポートを行うために行われています。そのため、基本的には自己責任です。
節税のアドバイスは期待しない方が良い
特に税務署会場に当てはまりますが、節税のアドバイスは期待しない方が良いです。
質問に対する回答は貰えますが、別の選択肢を教えてもらえることは殆どないでしょう。もし教えてもらえたならラッキーと思ってください。
簡単な申告内容しか受け付けてくれない会場もある
無料相談会の会場によっては、ふるさと納税や医療費控除など、簡単な申告に限定して無料相談に応じるところがあります(特に税理士会が主催しているもの)。
土地の譲渡など複雑な確定申告の無料相談は、税務署に出向くのが無難です。
税理士はどう使う?
それでは、税理士はどう使えば良いのでしょうか?
これまで述べた無料相談のメリットとデメリットを比較して、デメリットに我慢が出来ない方は、税理士の利用を検討されると良いと思います。
税理士に依頼すれば、無料相談のデメリットは全てクリアできる筈です。
金銭的なコストより時間的コストを重視する方にも、税理士の利用をおすすめできます。
税理士に依頼しようとすると、どうしても費用のことが頭をよぎりますが、先ずはどれぐらい費用がかかるか、気軽に相談されてみては如何でしょうか。
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【編集後記】
確定申告の資料が集まってきました。毎年のことながら、何となくソワソワします。