【相続】誰でもできる預貯金調査

あなたの父親か母親がなくなった時、通帳が見つからなかったり、同居してなかったから生前にどのような取引をしていたか分からない、といったことはありませんか?

そのような時は、預貯金調査を行なった方が良いかもしれません。

預貯金調査って何?

預貯金調査とは

・口座の有無

・入出金の履歴

・入出金の内容

を確認することを言います。

難しいように思われるかもしれませんが、相続人なら簡単に調査できます。

(方法は後で詳しく書きます)

預貯金調査が必要な理由

預貯金の調査が必要な理由は、主に2つです。

相続税の申告に必要

相応の財産を残して亡くなられた場合は、相続税の心配をする必要があります。

(参考記事)

相続税の申告が必要か?不要か?簡単に判定するには?
ウチは相続税の申告が必要なの?それとも不要なの? 簡単に判定するにはどうすれば良いか考えてみました。 判定の流れ 相続税の申告が必...

相続税の申告は、亡くなられた人が所有していた全ての財産を申告する必要があります。

そのため、申告漏れを防ぐためにも、通帳がなくても取引をしていた形跡(メモや公共料金の引き落としなど)があれば、口座の有無を確認する必要があります。

もちろん、全ての銀行をしらみつぶしに確認する必要はありませんが、取引があった可能性がある銀行は確認しておいた方が良いでしょう。

生前の出金状況の確認

あなた以外の相続人の誰かが亡くなった方と同居していた場合に、預金の使い込みが疑われる時が時折あります。

この場合、同居していた相続人から通帳を見せてもらえたり、説明があれば特に問題はないでしょうが、この相続人に後ろ暗いところがある場合は、通帳を見せて貰えない可能性があります。

そのような場合に、あなたが相続人ならば、あなた単独で生前の出金状況を確認することができます。

預貯金調査の方法

必要な資料はこれだけ

預貯金調査を行うために必要な資料は、次の5点です。

・亡くなった方の戸籍(除籍)謄本

・あなたの戸籍謄本

・あなたの印鑑登録証明書

・あなたの実印

・あなたの身分証明書(運転免許証や個人番号カードなど)

他の人に任せることもできる

亡くなった方の預貯金調査は、あなたが相続人なら単独で(他の相続人の協力を得ることなく)調査ができます。

また、他の人に調査を任せることもできます。仕事で平日に動けない場合に、ご家族に代わりに調査してもらうこともできます。代わりに調査してもらう方に特別な資格は必要ありません。

この場合には、次のような委任状を作成します。

代わりに出向く方は、ご自身の実印と身分証明書を持参します。相続人の実印と身分証明書は不要になります。

私(あなたのこと)は、次の者を代理人としてに、下記の権限を委任します。

(代理人の表示)

※代わりに調査する方の住所、氏名を記入。

・次の被相続人に係る一切の取引の有無の照会、残高証明書の請求及び受領並びに取引履歴の請求及び受領に関する一切の件

(被相続人の表示)

※亡くなった方の住所、氏名を記入

以上

※あなたの住所、氏名を記入し、実印を押印する。

預貯金調査その1(口座有無の確認)

先ずは、預金口座が有るのか無いのかの確認を行います。有ることが分かっている場合は、この手順は飛ばして構いません。

調査方法は、調べたい銀行の適当な支店窓口へ出向き、「亡くなった人の口座が有るか知りたい」と告げるだけ。

どの支店に出向いても、その銀行の全ての支店について調べて貰えます。

銀行にもよりますが、早ければ5分ほど、遅くとも30分以内には有無を回答してくれます。ただし書面でなく、口頭です。

口座が有ることが確認できれば、その2へ進みましょう。

ゆうちょ銀行は例外

ゆうちょ銀行の場合は、必要な資料を持って最寄りの郵便局へ出向き「貯金等照会書」を記入し提出します。

結果は口頭ではなく、手続き後1週間から10日前後で郵送により書面が届きます。

ゆうちょ銀行での手続きを他の人に任せる場合は、ゆうちょ銀行所定の委任状が必要です。

(委任状はこちら)

預貯金調査その2(残高証明書と入出金履歴の取得)

預金口座が有る場合には、入出金履歴(取引履歴)の取り寄せを行います。また、亡くなった日現在の残高を確定させるためにも、残高証明書をあわせて取っておきましょう。

取引履歴や残高証明書は、預金だけでなく全ての取引(借入や信用金庫の出資金)についても請求するようにします(無いと分かっていても念のために)。

戸籍謄本や印鑑登録証明書は、コピーを取られたのち返して貰えますので、忘れないようにしましょう。

遠くて出向くことができない金融機関の場合は、請求書を取り寄せて郵送のやりとりを行います。この場合、戸籍謄本や印鑑登録証明書を返してもらうよう一言添えて、返信用封筒も同封しておきます。

なお、入出金履歴は過去10年まで遡ることができますが、銀行によっては更に遡ることができる場合があります。筆者の経験では、過去20年まで遡って取得したことがあります。

預貯金調査その3(入出金内容の確認)

取り寄せた入出金履歴のうち、現金の入出金以外の取引(振替や振込など)は、銀行に尋ねると支払先を教えてもらえる場合があります。

預貯金調査の費用について

預貯金調査の費用は次の通りです。なお、口座の有無の確認は手数料不要です。

・戸籍謄本などの取得費用

・残高証明書の発行手数料(500円から1,000円程度)

・入出金履歴の発行手数料(銀行によりまちまちだが高くても数千円程度まで)

まとめ

亡くなった方の預貯金調査方法を説明いたしました。

相続人は、意外?と色々調べることができるものです。調べたいけど情報が無い場合にも、諦めずに調査の限りを尽くしてみましょう。

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【編集後記】

ネット銀行についても、入出金履歴などの取り寄せが可能のようです。ただし窓口は当然ないので郵送対応になりますが。

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